企業研究のやり方
採用ページ以外の一次情報の読み方と、同業他社との比べ方、面接で使えるメモの作り方を整理します。
更新 2026年10月3日
採用ページだけでは足りない
採用ページは、学生に会社の魅力を伝えるために作られたページです。読む価値はありますが、ここだけで企業研究を終えると、他の学生と似た志望理由になりがちです。
一歩踏み込むなら、会社が顧客や株主に向けて出している一次情報を読みます。事業の中身が具体的に書かれ、会社自身が何を課題と考えているかが分かることもあります。
読むべき一次情報
①公式サイトの事業紹介。どんな商品やサービスを、誰に提供しているかを確認します。社長メッセージやニュースリリースからは、いま力を入れている分野が読み取れます。
②決算説明資料(上場企業の場合)。決算の内容を図やグラフでまとめた資料で、最初に読むのに向いています。事業ごと(セグメント別)の売上と利益を見て、何で稼いでいる会社かを確かめます。
③中期経営計画と有価証券報告書。中期経営計画は、数年先に向けてどの事業に力を入れるかを会社自身が示した資料です。有価証券報告書の「事業の状況」の章には、会社が考える課題や事業のリスクが書かれています。
上場企業のこうした資料は、会社のサイトの「IR」や「投資家情報」のページにまとまっていることが多いです。非上場の会社など、公開していない会社もあります。その場合は、ニュースリリースを過去数年分さかのぼって読んだり、説明会で質問したりすると、会社の向かう方向をつかむ手がかりになります。
同業他社と比べる
一社だけを見ていても、その会社ならではの特徴は見えにくいものです。同じ業界で事業が近い会社を2〜3社選び、同じ項目で並べて比べます。
比べる項目の例は、①主な顧客 ②稼ぎ頭の事業 ③これから力を入れる分野 ④海外での事業の比重 ⑤働き方(転勤の有無、職種の分かれ方など)です。
表が埋まったら、「この会社は他社と比べて〇〇が違う」と一文で言えるか試してください。言えれば、それが「なぜ同業他社ではなくこの会社なのか」というよくある質問に答える土台になります。
面接で使えるメモにする
調べた内容は、読んだまま残すのではなく、面接で話せる形に整えます。1社につき次の5行を作ってください。
①何で稼いでいる会社か(一文)②これから力を入れる分野 ③同業他社との違い ④自分の経験や志望軸とつながる点 ⑤調べても分からなかったこと。
②と④をつなげると、「中期経営計画で△△に力を入れていくと拝見し、□□の経験を生かせると考えました」のように話せます。
⑤は逆質問の候補になります。調べれば分かることを聞くより、調べた上で残った疑問を聞く方が、準備してきたことが伝わります。
就活ミラーは特定の企業・サービスを推薦しません。この記事は就活の考え方を整理するための中立的な解説です。
